意外と知られていないミス!アクセスポイントのパスワードは重要

家庭でできるパソコンのセキュリティの中でも、近年になって、知られるようになったパソコンのセキュリティがあります。

そのセキュリティとは、アクセスポイントのパスワードのことで、意外と多くの人がアクセスポイントのパスワードを軽視している、そんな状況であることが段々とわかってきました。アクセスポイントのパスワードとは、パソコンのパスワードではなく、アクセスポイントと言われている、インターネットを利用する際に使用するルーターのパスワードです。

なぜこちらが注目されるようになったのかというと、アクセスポイントのパスワードが複雑ではない状態、もしくは、暗号化によるセキュリティが行われていない場合、他人にアクセスポイントのパスワードを盗み見られてしまう、もしくは、アクセスポイントを不正利用される恐れがあるからです。このような行為は、ハッカーのようなスペシャリストでなければ対応できない、昔であれば、このように考えられることが多かったため、結果的に軽視されることが多くありました。

不正利用されるとどうなるのかというと、主に、インターネットの利用料金であるプロバイダ料金を支払っていないのに、無料でインターネットを利用できる状況になります。

また、アクセスポイントのパスワード以前に、どうしてアクセスポイントを一般人が見つけられるのか、こちらについて知らない人もいるのですが、アクセスポイントそのものは、パソコンの「接続先を探す」の機能のみで簡単に探すことができます。人によっては、出来ごころでアクセスポイントの不正利用を行ってしまう人もいるのですが、酷いケースでは高校生が、アクセスポイントのパスワードを改竄したとして、警察に逮捕されてしまうケースまでありました。

どのようにすると、アクセスポイントのパスワードを強固なものにできるのかというと、暗号化によるパスワードの強化を行うことが大事です。

具体例では、WPA・AES、WPA2・AESといった、暗号化の企画を良く理解しておきましょう。暗号化は、前述のもの以外は暗号化の強度が良くないと言われています。

強度というのは暗号強度のことで、強度が低いものほどアクセスポイントのパスワードが盗み見られてしまう、このようなリスクが高くなってしまうのです。ちなみに、パスワードを単純に複雑化したとしても、暗号強度が低いままでは意味がありません。

なので、最初にアクセスポイントのパスワードを変えるのではなく、暗号強度が正しいかをチェックしたほうが良いのです。補足となりますが、アクセスポイントのパスワードが盗み見られてしまう、もしくはアクセスポイントを不正利用されてしまった場合、犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。

というのも、一般家庭ではプロバイダーと契約する形で、インターネット接続しているため、プロバイダーは誰が、どのような形でサイトにアクセスしているのか、こちらを90日間記録する義務があるからです。そのため、特定のアクセスポイントで犯罪が起きてしまうと、アクセスポイントの関係者にも捜査が及ぶようになってしまいます。

Wi-Fiのただ乗りには、このようなリスクもあるので注意してください。