業者のメールにも要注意!もしかすると業者ではない可能性がある

迷惑メールによるなりすまし業者についてですが、以下のような種類、見分け方があるので、迷惑メールによるなりすましかも・・・と思った際は、メールの返信などを行わないようにしましょう。

迷惑メールによるなりすまし業者が、良く使う手法その1はクリック詐欺です。

クリック詐欺というのは、特定のURLをクリックさせることで、フィッシング詐欺などを行うといった、かなり厄介な迷惑行為です。ちなみに、メールを送らないように注意しても、今ではメール送信を半自動化している業者が多いので、業者はそのまま、迷惑メールによるなりすましを継続することが多いとされています。

クリック詐欺の中には、架空請求を応用したものも含まれていて、例えば、「〇日までに連絡をください。連絡が無かった場合は裁判を起こします」というものもあります。しかしこちらは架空請求なので、相手にしないでいると、自然とメールを送ってこなくなることが多いです。

迷惑メールによるなりすまし業者が、良く使う手法その2はなりすましメールです。

主に特定の業者名を使用する形で、「あなたのパスワードが悪用されています。パスワードの変更を行う際はリンクをクリックしてください」といった、受信者を焦らせるようなメールを送ってくることが多いです。

なりすましメールを見分けるポイントですが、本当に正しいURLが記載されているかをチェックしましょう。なりすましメールの多くは、大手企業のなりすましが多いため、もし、このようなメールを受け取った際は、企業側の問い合わせフォームにアクセスして、なりすましメールのようなものが届いていることを知らせると良いでしょう。

もしなりすましメールでなければ、その後、企業側のほうで調査を行い、適切な対処、アドバイスをもらえるようになるため、どのように転んだとしても、こちらが損をするということはありません。

また、迷惑メールによるなりすまし業者そのものの対策ですが、「なりすましメール拒否サービス」、もしくは、「送信ドメイン認証技術」を利用するようにしましょう。このような機能は、フリーメールサービスでも利用できるようになっていることが多く、有料でサービスを提供しているケースは稀です。

もし余裕があるのであれば、迷惑メールによるなりすまし業者のメール内容を、しっかりと確認しておきましょう。このような対応を取る理由ですが、業者によっては似たような文面のみでメールを作成しているからです。

つまり、メールタイトル、メールの本文、メールアドレスの3点で、迷惑メールによるなりすまし業者なのか、そのことを確認できるようになっているのです。基本的に、メールを受信してしまっただけでトラブルに巻き込まれてしまうケースは少ないので、重要なことはリンクをクリックしない、添付ファイルを開かないことです。

こちらをしっかりと守られているようであれば、迷惑メールによるなりすまし業者の被害を確実に減らせるでしょう。